Echo Social Impact|現場で見たことを、ここから届けます

Posted by Foxtrot Inc.

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Echo Social Impactです。

現在取り組んでいるラオスの不発弾除去プロジェクトについて、現地を訪れたメンバーの体験をもとにお伝えしていきます。プロジェクトページには活動の概要や技術的なアプローチを記載していますが、このブログでは現場の写真や体験をもとに、数字や技術の説明では伝えきれないラオスの実態をお届けしていきます。

現場は、想像よりずっと過酷だった

ラオスの不発弾除去現場に足を踏み入れると、腰の高さまで生い茂る草に覆われた地面が広がっていました。探査員たちは3人1組でチームを組み、金属探知機を手にグリッド状に区切られたエリアを一列ずつ丁寧に歩いていきます。通路の脇には棒が立てられ、安全な場所を示していました。足元に点在する黒い焦げ跡は、小型の不発弾をその場で爆破処理した痕跡です。

爆破の衝撃は、100メートル以内にいると聴覚を失うほどだといいます。

数字が、現実の重さを持ち始めた瞬間

ラオス全土に投下されたクラスター爆弾の子弾は5億個以上。そのうち不発弾として今も大地に残っているものは、約8,000万個にのぼります。

しかし現地で聞いた数字は、さらに想像を超えるものでした。私たちが訪れたカムムアン県1つだけで、9,100万個もの爆弾が投下された記録が残っているのです。1つの県への投下数だけで、全土の不発弾残存数に迫る規模。この事実が、ラオスで行われた爆撃の異常さを静かに、しかし確実に物語っています。

平地や居住区の調査は少しずつ進んでいますが、山岳地帯は今も完全に手付かずのままです。

次回は、この地がたどってきた歴史と、現地で出会った人々の話をお届けします。

本プロジェクトへのご支援はこちらから受け付けています。 https://readyfor.jp/projects/demining-laos-2602